精油の選び方－

天然の精油であることを確認しましょう。

精油を選ぶときにいちばん大切なのは、植物から抽出された天然のものであること。アロマテラピーには、植物から抽出された精油を使うことで効果が得られます。最近では、精油と似た小さなボトルに、「アロマ～」という商品名のついたものが、いろいろと販売されているため、注意が必要です。
ラベルや容器の入っている箱に「精油」「エッセンシャルオイル」「Essential Oil」と書かれていることを確認しましょう。ラベルを見て、品名（精油名）、学名、製造元がきちんと明記されているかも確認を。

精油には数十から数百種の成分が含まれています。なかには毒性をもつ成分もありますが、ほかの成分がその毒性を中和したり、緩和したりして調和をとっています。

ある種の精油では、モノテルペン炭化水素類が抜かれていることがあります。これによって皮膚刺激が少なくなり、成分が酸化しにくくなって精油が長持ちするからです。そのため、一見使い勝手がよくなったように思えますが、一方では空気中に拡散して殺菌作用をもたらす大切な効果を失ってしまいます。また、成分を抜くと香りも変わるので、それを調整するために、業者が香料を添加している可能性も出てきます。精油はいっさい加工しない100％天然のものを使用します。