精油のブレンドテクニック－

目的をはっきりさせる

　精油のブレンドを考える時、最初に行うのは目的をはっきりさせること。ぐっすり眠れる香り、むかつく気分を押さえて仕事に集中できる香りなど、ゴールをはっきりさせることでイメージしやすくなります。

覚醒と沈静を意識する

　エッセンシャルオイルの香りには、リフレッシュや集中をもたらす覚醒と、リラックスや安定をもたらす沈静の系統があります。ミントのスッとする香りは、ほとんどの人がシャキッとする覚醒を感じます。また、ローズやジャスミンの甘い香りは、多くの人がリラックス感を覚え、安らぎを感じます。この覚醒と沈静は相反する働きとなるので、ブレンドする際は意識してレシピを考えましょう。ブレンドするなということではなく、塩味が強いからと砂糖を加えても、昧のバランスを崩すだけであるように、最終的な香りが個々の香りの特徴を消さないようにします。

精油は単品でも、とてもいい香りがしますが、組み合わせることで、さらに、その個性が混ざり合って思いがけない香りが生まれたり、それぞれの精油の効能が相乗効果を生み作用が広がったりします。

ブレンドには精油の知識も必要ですが、それ以上にインスビレーションも大切。精油のブレンドの方法はあまり深く考えず、そのときの気分で決めればいいのですが、迷ったときは参考にしてみてください。

堅苦しい決まりはありません。想像力をふくらませ、あなたが試してみたい組み合わせの精油をピックアップしてみましょう。